スタートレック：ヴォイジャー の作品紹介

「スタートレック」TV版第4弾！7万光年のかなたから地球への帰還を目指す宇宙船ヴォイジャー号の冒険物語

1995年、2年前から放送されている『スタートレック:ディープ･スペース･ナイン』と並行する形で放送開始されたのが『スタートレック:ヴォイジャー』。舞台は24世紀、シリーズ初の女性艦長キャスリン･ジェインウェイ率いるUSSヴォイジャー号は、銀河系のはるか彼方にあるデルタ宇宙域に飛ばされてしまったことから、地球への孤独な旅を強いられることとなった。

原点に立ち返る設定

テレビシリーズ第2弾の『新スタートレック』以降、連邦艦隊による派手な戦闘シーンなどが魅力の一つとなっていた『スタートレック』シリーズ。だが、製作総指揮のジーン･ロッデンベリーは当初「幌馬車荒野を行く」の宇宙版を作りたかったはず。ということで、たった1隻の宇宙船が広大な宇宙を行くという設定に原点回帰したのが、この『スタートレック:ヴォイジャー』。
並行して放送されていた『スタートレック:ディープ･スペース･ナイン』とは真逆の「スタートレック･ワールド」を展開した。

女性艦長が話題に

見事な統率力を見せる「ヴォイジャー」のお母さん=キャスリン･ジェインウェイ艦長を演じるのは、TV『ミセス･コロンボ』の主人公で知られるケイト･マルグルー。女性としての優しさと指揮官としての強さを兼ね備えたまさに理想のリーダーだ。
乗組員のキャラクターもユニーク！今回も地球人だけでなくいろいろな異星人がクルーとして乗船しているが、特筆すべきはドクターの存在だろう。彼はなんとプログラミングされたホログラムで、非物質的な存在でありながらクルーなのだ。ドクターの存在が、『スタートレック:ヴォイジャー』の世界を大きく広げたと言われている。

心から応援したい！

どんなに頑張ってワープしても70年はかかるという僻地に飛ばされたヴォイジャー。困難を克服するたび成長し絆を深くする乗組員たちは、はたして生きているうちに地球へ帰れるのか？無事の帰還を祈って、最後まで見届けずにはいられないところが魅力のドラマだ。

更新日2013年8月13日