一度は行きたい海外ドラマ・映画のロケ地11選 ハワイ編
|まとめ
アロ〜ハ〜! 今も昔も日本人にとってNo1の海外リゾートといえばハワイ。青い海、輝く太陽、フォトジェニック(写真うつりの良い)なハワイはロケーションスポットとしても大人気だ。そこで、あの観光地があのドラマに!? というとっておき情報をお届けしよう。
まずは王様にご挨拶「ハワイ州最高裁判所」
ハワイ最初の王様カメハメハ大王は日本でもかなりの高知名度。なんたって童謡や競馬馬の名前にもなっちゃってるくらいだからね。そんなハワイの超有名大王像があるハワイ州最高裁判所は、『HAWAII FIVE-O』の本部があるという設定の場所だ。『HAWAII FIVE-O』といえば1968年から12シーズンにわたって放送された大人気ドラマ『ハワイ5−0』のリメイク版。ちなみにオリジナル版の本部にはイオラニ宮殿が使われていた。20年くらいの間にお引っ越ししちゃったってことですかね(笑)。1ブロックしか離れていないので、新旧本部比べをしてみるのも面白いだろう。
実は『LOST』も建物内部で何度か撮影を行っている。最高裁判所なのになんか敷居が低い感じがハワイならではなのかも。
ステンドグラスがきれいな「セントアンドリューズ大聖堂」
ハワイ州最高裁判所から歩いてすぐの所にある教会。美しいステンドグラスの中にサーフィンをしているキリストがいることでも知られる観光スポットだ。
ここは『LOST』で数回にわたって登場している。しかもなんとイギリスのオックスフォードという設定だ。確かに重厚な感じがイギリスっぽいといえばぽいかもね。『LOST』といえば、ダウンタウンの市役所出張所入口をセット+CGでロンドンの地下鉄入口に大変身させたほどの荒技遣い。ハワイで撮影を完結するためならこれくらいお茶の子さいさいだろう。
『HAWAII FIVE-O』でも「セント・マーティン教会」として登場している。
おとなりも実はロケ地「テリトリアル・オフィス・ビル」
カメハメハ大王のすぐお隣にあるハワイ州役場のビルも『HAWAII FIVE-O』でお馴染みのロケ地だ。シーズン1と2ではホノルル警察として、シーズン3ではチャーリー・フォンが所属する鑑識課のある建物として登場した。ここまで読んで気づいた方もいるだろう。そう、実はダウンタウンは『HAWAII FIVE-O』ロケ地の宝庫なのだ。
カメハメハ大王を挟んで反対側のホノルル郵便局も検事局や海軍の施設として使われている。ダウンタウンを歩けば『HAWAII FIVE-O』ロケ地にあたるというくらいいろいろな場所があるので、AXNのページなどで下調べの上探してみては?
お腹がすいたら「マッキーズ・カフク・スイート・シュリンプ」
ハワイ名物ガーリック・シュリンプのトラック店舗。数あるシュリンプ・トラックの中でもちょっと不便なノースショアにあるこの店にわざわざ行く理由は、シーフード・フェスティバルで優勝したからではない。『LOST』に登場しているからなのだ。残念ながらトラックが新しくなってしまい、ソーヤーと共に映っていたデザインではなくなってしまっているが、味は変わってない(と信じたい)。
スウィーツ好きなら外せない「リリハ・ベーカリー」
『HAWAII FIVE-O』チン・ホーお気に入りのココパフのお店。ココパフとは、ちっちゃいシュークリームの上にさらにクリームが乗っかっているハワイの有名スウィーツだ。チン・ホーがダノに教えてあげたらチョー感激してたアレ、お店で実際に食べられるのだ。チン・ホーはスティーブのお母さんにも持って行ってあげてたっけ。よっぽど好きなんすね。そして実はここの店内は『LOST』にも登場しているのだ。そのうち日本にもちゃっかり出店しそうな感じはあるが、今はまだハワイでしか食べられないので行く価値はありそうだ。
いろんなロケ地をまとめてみるなら「クアロアランチ」
東京ドームの450倍という広さを誇るカアアヴァ渓谷にある牧場。ここではなんと20本以上のドラマや映画のロケが行われている。『HAWAII FIVE-O』『LOST』はもちろんのこと、ハワイを舞台にしたドラマ・映画でここを使っていないものはないんじゃないかというくらいだ。それ以外にも『ジュラシック・パーク』『ジュラシック・ワールド』『ゴジラ』など誰でも知ってる超大作が目白押し。面白いところでは『ER緊急救命室』なんかも撮影リストに名を連ねている。敷地内をバスに乗って回るロケ地ツアーも開催されているので、一度にいろいろ見たい人には特におススメだ。2人乗りの球体に乗って恐竜を眺めていたあの広大な景色やゴジラの足跡などを残されたセットと共に見ることが出来る。ウェブサイトには今まで撮影された作品リスト(英語のみ)も公開されているので、興味のある方はどうぞ。
まるで日本にいるみたいな「平等院テンプル」
公園墓地の中に作られた宇治平等院鳳凰堂のコンパクト版仏教施設。ハワイの日本人移民100周年を記念して建てられたそうだ。中に高さ9フィートの阿弥陀如来坐像が置かれている、ベリージャパニーズな空間はフォトジェニックなスポットとしても人気がある。古くはオリジナル版『ハワイ5−0』や『私立探偵マグナム』に登場した他、『LOST』でもロケ地になっている。映画『パール・ハーバー』では宇治の平等院として撮影されたというけれど、まあ、外人から見たら同じだろうね。ハワイにいながらニッポンを感じたくなったら行ってみよう。
ロケ地が点在する高級住宅地「カハラ」
オアフ島きっての高級住宅地として知られるカハラには、そりゃあもうすんごいお家がいっぱい並んでいる。ハワイでリッチな人たちの住んでる家を撮影しようと思ったらカハラ以外には考えられないのだ。だから、『LOST』で宝くじに当たったハーリーが買った豪邸もカハラ、ジョン・ロックのお父さんが住んでいたのもカハラ、『私立探偵マグナム』が居候していた大富豪の別荘もカハラなのだ。これらのロケ地は実際に住んでいる人がいる家がほとんどだから、残念ながら敷地に入ったり見学したりは出来ない。が、見覚えのある門構えを見るだけでもちょっぴりリッチな気分になれることは間違いない。
おまけとして、カハラには「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」という高級ホテルもある。『HAWAII FIVE-O』シーズン1第1話でスティーブがダノにあげた宿泊券はこのホテルのもの。ダノになりきって泊まってみる?
『HAWAII FIVE-O』好きなら「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」
ワイキキに広大な敷地を持つ誰でも知ってる有名ホテル。全編ハワイロケ敢行というだけあってオアフ島のあちこちでくまなく撮影している『HAWAII FIVE-O』だが、一番たっくさん登場するのがおそらくここだ。というのも撮影全面協力を謳っているのだ。ある時はレストランで夕食を食べ、ある時は犯人を逮捕し、カメコナがシュリンプ・トラックを出しているのも敷地内のラグーン、オフィシャル・ショップだってあるのだ。小さな(小さすぎるとの噂も)店ではあるが、ここでしか買えない公式グッズが置かれているとあって、ファンでなくとも覗いてみたくなる。究極はダノの家。そう、ダノ様は敷地内でも最も高級なアリイタワーにお住まいなのだ。なんでそんなにリッチなの〜?
撮影期間中は出演者がしょっちゅう歩いているという目撃情報多数あるヒルトン・ハワイアン・ビレッジ、ぜひロケ地探訪の拠点として泊まってみたいなあ。
お気に入りを探そう「ローカル・ビーチ」
ハワイといえば海。観光客的にはワイキキ・ビーチで大満足かもしれないが、ドラマ・ファンとしてはやっぱりロケ地になったローカル感満載のビーチも押さえておきたい。ということで、印象的なビーチをいくつかご紹介しておこう。
『LOST』ファンなら、ワイアホレ・ビーチパーク、パパイロアビーチ、モクレイアビーチなど。『HAWAII FIVE-O』好きならワイアラエビーチ、マカプウビーチ、ベロウズビーチ、アラモアナ・ビーチパーク、ケワロ湾などなど。メジャーどころからプライベートビーチまで選りどりみどりですなあ。ちょっと行きにくいけれど、ぜひ足をのばしてみたいところだ。
ロケ地はオアフ島だけじゃないぞ「カウアイ島」
ハワイというとどうしてもオアフ島中心になってしまうのだが、ロケーションスポット目線でいうとカウアイ島もなかなかどうして重要スポットなのだ。何しろ「太平洋のハリウッド」とも呼ばれ、1933年以来75本以上もの映画が撮影されているのだ。例えばプレスリーの『ブルー・ハワイ』で結婚式のシーンが撮影されたココパームス・ホテルは、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』の撮影も行われるという世代を超えた人気ロケーションスポットだ。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』の生命の泉の入口が見たい、『ファミリーツリー』に出てきたタヒチ・ヌイのレストランで食事をしたい、『ジュラシック・パーク』の滝が見たいなどなど、いろ〜んな希望を叶えられるカウアイ島、ぜひご訪問あれ。
おわりに
いかがだっただろうか?
『HAWAII FIVE-O』や『LOST』のように全編オアフ島撮影のドラマはとにかくロケーションスポットがざっくざく。しかも島という限られた空間を使っているためか、皆さん同じような場所で撮影なさっているご様子。なのでロケ地探訪者にとっては一粒で二度三度美味しいのだ。しかも観光立国(国じゃないけどね)なのでロケ地ツアーなどもたくさん敢行されている。自力で行くも良し、マニア向けのコアなツアーに参加するも良し、ハワイ観が一新されることは間違いないだろう。
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