一度は行きたい海外ドラマ・映画のロケ地11選 ロサンゼルス編
|まとめ
ロサンゼルスといえば、明るい太陽におしゃれな街並。しかも世界中のエンターテインメントを牛耳るハリウッドを抱える憧れの街。「もしかしたらあのスターに会えちゃうかも」なんて期待しつつ、ロケ地巡りを楽しもう。
キング・オブ・LAロケ地「ビルトモア・ホテル」
ダウンタウンで80年以上に渡って要人やスター達をもてなしてきたこの老舗ホテルは、なんと300本を超える映画やドラマのロケ地として使われている。例えば映画なら『ロッキー3』(1982)『スティング』(1973)『プリティ・ウーマン』(1990)などなど。その昔はアカデミー賞の授賞式会場としても使われていたという由緒正しいホテルなのだ。
ドラマ的には、『ザ・ホワイトハウス』(1999~2006)『エンジェル』(1999~2004)『堕ちた弁護士 -ニック・フォーリン』(2001~04)『コールドケース』(2003~10)『FBI 失踪者を追え!』(2002~09)『エイリアス』(2001~06)などなど。
トリップアドバイザー発表の「最近の映画の舞台となった米国のホテルトップ10」でも堂々の4位入賞を果たした。そのうちギネスに載っちゃったりするかもね。
実はビバリーヒルズじゃなかった「ウェスト・ビバリーヒルズ・ハイスクール」
LAが舞台の青春ドラマと聞いて真っ先に思い出されるのは、『ビバリーヒルズ高校白書』(1990~2000)。物語の中心となった「ウェスト・ビバリーヒルズ・ハイスクール」は当然ビバリーヒルズにある、と思いきや実はLAから南下すること35km。日本企業もたくさんある街トーランスにある「トーランス高校」がロケ地だったのだ。
『バフィー 〜恋する十字架』(1997~2003)の「サニーデール高校」も、実はここ。あらま、同窓生だったなんて!
学校の受付に申し出れば構内の見学も出来るそうなので、ぜひティーンエイジャー気分に戻ってみたい。
ロケ地で夜景も楽しめる「グリフィス・パーク」
地元LAっ子にも人気の夜景スポットが「グリフィス・パーク」。有名なグリフィス天文台がある全米でも指折りの高台にある公園だ。たくさんの映画やドラマのロケ地としても有名だ。そのきっかけになったのが、『理由なき反抗』(1955)。この映画のヒットで世界中にその名を馳せるようになったことへのお礼の意味かどうかは知らないが、ジェームス・ディーンの胸像まで建てられちゃっている。
『ターミネーター』(1984)が裸で未来からやってきたのも、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(2003)でエンジェル達と悪役のデミ・ムーアが闘ったのも、『トランスフォーマー』(2007)が暴れたのもここ。ほんと、天文台が無傷なことが信じられないよ。
『ビバリーヒルズ高校白書』でもおしゃれな夜景スポットとして登場している。ビバヒル気分で見る夜景はきっと何倍もきれいなはずだ。
本物のスターも通っていた「ジョン・マーシャル高校」
まるで大学みたいに重厚でクラッシックな雰囲気の公立高校=「ジョン・マーシャル高校」。ここでは、『バフィー 〜恋する十字架』をはじめ、『グリース』(1978)『マスク』(1994)などの撮影が行われた。
でも、他のロケ地高校との大きな違いが一つある。それは、レオナルド・ディカプリオがリアルに通っていた高校だと言うこと。レオ様ファンでなくとも一度は見ておきたい気持ちにさせられるのは、やっぱり本物のセレブリティならではかな。
お買い物ついでに立ち寄れる「ザ・グローブ」のGap
『glee』(2009~)の舞台はオハイオ州の田舎町ライマにあるウィリアム・マッキンリー高校。でも実は撮影の全てがロサンゼルス近郊で行われている。ほとんどは「パラマウント・スタジオ」内で撮影されているが、時々はロケに出かけることも。
そのなかでも行きやすいのが、観光客にも人気のショッピング・エリア「ザ・グローブ」のなかにある日本でもおなじみGAPの店舗界隈。ブレインがGAPの店員に告白をする回でロケ地として登場した。
お買い物ついでにブレインとカートよろしく店の前で記念撮影してみよう。
リゾート気分も盛り上がる「サンタモニカ・ピア」
LAっ子の大好きなビーチ=サンタモニカ。特にピアは、ジェットコースターやら大道芸人やらでいつも大にぎわい。ここのメリーゴーランドは映画『スティング』で一躍有名になったもの。
ドラマ的には、懐かしい『刑事コロンボ』(1968~2003)に登場する馴染みの店=「Barney’s Beanery」サンタモニカ店がある。
新しめでは『ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ』(2008~09)。ジョン・コナーはサンタモニカ界隈で育っているのだ。水着持参でジョンのように海に飛び込んでみる?
ビーチのおしゃれ指数ならこちらの勝ち「レドンド・ビーチ」
オレンジ・カウンティのおしゃれドラマ『The OC』(2003~2007)に出てくるビーチシーンや海辺のカフェはレドンド・ビーチ&ピアにある。「サンタモニカ」に比べて落ち着いていてリッチな趣がある感じが、いかにも『The OC』っぽい。
ただし、ライブハウスBait Shopだった建物は見つけられない。老朽化のために壊されて、広場になってしまっているのだ。残念。
たぶんずっと変わらない「チャームド・ハウス」
ダウンタウンからほど近いキャロル・アベニューはビクトリア様式の建物が並ぶLAでも珍しいエリア。この中の一軒が、『チャームド〜魔女3姉妹』(1998~2006)であの3姉妹が住んでいた家、通称「チャームド・ハウス」なのだ。ドラマが終わってしばらく経つと、街並が様変わりしてしまうのは良くあること。でもこの「チャームド・ハウス」についてその心配はいらない。なぜかというと、この1ブロックは歴史保存地区に指定されているから。ワンダフル!
ちなみに2軒おとなりには、マイケルジャクソンの大ヒット曲「スリラー」(1982)のMVエンディングに登場した通称「スリラー・ハウス」もある。
3姉妹とマイケルがご近所さんだなんて想像もしてなかったよね。
まとめてみるならやっぱり「スタジオ・ツアー」
LAは交通の便が悪いので、いろんなロケ地を見て廻るのは実はなかなかに大変。でも、一ヶ所行くだけでいろんなロケ地をお腹いっぱい見られちゃうスポットがあるのだ。それは、ずばり撮影しているスタジオへ行くこと。「そんなの一般人には無理じゃん」と思ったあなた。ハリウッドは懐が深いのよん。「パラマウント」「ワーナー・ブラザーズ」「ユニバーサル」の御三家が、一般向けにスタジオ見学ツアーを開催しているのだ、それも毎日!ワオ!
「パラマウント」では『glee』『アリー my Love』(1997~2002)『24 -TWENTY FOUR-』(2001~14)『CSI:ニューヨーク』(2004~13)『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』(2009~)『となりのサインフェルド』(1989~98)などなど。
「ワーナー・ブラザーズ」では『ターミネーター・サラ・コナー・クロニクルズ』『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(2007~)『ロズウェル〜星の恋人たち〜』(1999~2002)『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011~)そして『フレンズ』(1994~2004)。
「ユニバーサル」では『CSI:』シリーズ(2000~)『デスパレートな妻たち』(2004~12)『LAW & ORDER:LA』(2010~11)そして『刑事コロンボ』などが撮影されている。
各スタジオ内にはニューヨークの街角から郊外の住宅街、ドラマで実際に使われたカフェや車などがちりばめられていて、いやあファンにはほんとたまらない空間なのだ。ドラマで見るといい感じに重厚な作りだった建物が叩くと軽〜いコツコツ音のするプラスチック製だったり、セントラルパークとして使われた猫の額ほどの芝生があったりして、「わたしたちってばだまされてたのね〜!」と驚くのもまた楽しい。
実際に撮影が入っていると行けない場合もあるが、ガイドさんに見たいドラマのリクエストが出来る場合も多いので、ぜひトライしてみてほしい。
どのスタジオ・ツアーもオンラインでの予約が可能で、「パラマウント」と「ワーナー・ブラザーズ」は50ドル前後となかなかお手頃。普通のツアーよりもスペシャルかつエクスクルーシヴ(だってそう書いてあるんだもん)な体験を求める人にはよりディープなエリアまで案内してくれるツアーもある。英語とお財布に余裕がある人はぜひ参加されたし。ちなみにお値段は普通のツアーの数倍、200ドル前後!!高っ。
なお、「ユニバーサル」はテーマパーク部分の優先権がついたVIPツアーのみで300ドル前後。はあ、こちらもセレブ価格なんだね。
LAが舞台だっけ?な「カリフォルニア・サイエンス・センター」&「ロサンゼルス自然史博物館」
ジェファソニアン法医学研究所に所属する法人類学者ブレナンの活躍を描く『BONES』(2005~)。ジェファソニアンのモデルはワシントンD.C.のスミソニアンだからロケ地は当然D.Cと思ったら大間違い。実はここLAにある「カリフォルニア・サイエンス・センター」がジェファソニアン法医学研究所、「ロサンゼルス自然史博物館」がジェファソニアン自然史博物館として使われているのだ。というのも、『BONES』はほとんどのシーンが20世紀フォックス・スタジオで撮影されているから。研究所近くの「ロイヤル・ダイナー」もスタジオのオープンセットだそう。
残念なことにフォックスにはスタジオ・ツアーがない。というわけで『BONES』ファンにとって「カリフォルニア・サイエンス・センター」&「ロサンゼルス自然史博物館」は貴重なロケスポットなのだ。
おわりに
いかがだっただろうか?街全体がまるで巨大なセットのようにロケーション・スポット満載のロサンゼルス。とてもとても紹介しきれるものではない。おまけにスターの豪邸や行きつけの洒落レストラン、チャイニーズ・シアター前の手形など、スター関連の観光スポットも数知れず。どのドラマのどのシーンのロケーション・ハンティングをしたいのか、事前に良〜く絞り込んでから乗り込もう!
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