クランクイン! クランクイン!・2013年7月8日

現代の自分VS未来の自分、『ルーパー』はタイムトラベルSF映画の新機軸

 舞台はタイムマシンが発明された未来社会。時間移動を悪用する犯罪組織に雇われた“ルーパー”と呼ばれる暗殺者のひとりが主人公。ある日、凄腕ルーパーの元にターゲットの抹殺指令が入る。しかし彼に命じられたターゲットは“30年後の自分”だった――。斬新かつ衝撃的なストーリーで、タイムトラベルSF映画の新機軸と全米を中心に絶賛された『LOOPER/ルーパー』。ジョセフ・ゴードン=レヴィッドとブルース・ウィリスの共演も話題を呼んだ、この傑作のブルーレイ&DVDが7月10日にリリースとなる。これを機に時空を超える映画作品の歴史を振り返って、本作をより深く味わってみてはいかがだろうか。 続きを読む » iflame 【関連】タイムトラベルSF映画の真髄を理解せよ!『LOOPER/ルーパー』特集  まず時間旅行をモチーフとした最初期のSF作品として有名なのは、1895年に発表されたH・G・ウェルズの小説「タイム・マシン」だ。これは1960年と2002年に映画化されている。そしてタイムマシンを全面に駆使したSFエンタテインメント映画の金字塔と呼べるのが『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズである。製作はスティーヴン・スピルバーグ、監督はロバート・ゼメキス。1985年に公開された第1作は、主人公の高校生マーティ(マイケル・J・フォックス)が自分の両親の若き日にタイムスリップする内容がウケて大ヒット。その好評から続編が作られ、1990年に三部作として完結した。これ以降、タイムトラベル映画は様々な広がりを見せ、例えば2000年の『オーロラの彼方へ』は、アマチュア無線機による“声のタイムトラベル”を扱った不思議な感動作に仕上がっている。

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