政府が秘密にする倉庫「ウェアハウス13」を中心に超常現象を描くSFドラマ。
009年7月より米ケーブル局Syfyにて放送開始。サウスダコタの僻地にある謎の巨大倉庫「ウェアハウス13」に突然の移動命令で派遣されたシークレットサービス捜査官のピートとマイカ。超常的な力を持つ遺物を見つけ出し、この倉庫に回収することが任務の二人が直面する事件と謎を描くSF・エージェント・サスペンスともいうべきニュージャンルの人気ドラマだ。
SF専門ケーブルであるSyfyチャンネルのリニューアルにあたってその目玉として製作されたドラマ。常識では説明できない謎の事件を解明するために奔走する男女の捜査官コンビ、しかも暴走しがちな男性に対して女性はいつもクールでしっかり者、という設定がFOXの『X-ファイル』を意識しているとも言われている。主演のコンビは、ピート役に『BONES』ティム・サリバン捜査官役、『デスパレートな妻たち』フランク・ヘルム役のエディ・マクリントック、マイカ役にはカナダ出身でカナダのドラマアワードにノミネートされた経験も持つ実力派ジョアンヌ・ケリーが抜擢された。『バーン・ノーティス』のジェイス・アレキサンダーを監督に迎えつつも、超シリアスな『X- ファイルズ』にくらべると少し抜け感のあるゆるい感じがSyfyチャンネルらしい作りになっている。
シーズン2第5話では、同じSyfyチャンネルで放送中の人気ドラマ『ユーリカ~事件です! カーター保安官~』の登場人物ファーゴが、ウェアハウスのボス・フレデリックからシステムの更新を依頼されてやってくるというクロスオーバー・エピソードが放送された。これを受けて『ユーリカ~事件です! カーター保安官~』シーズン4の5話では『ウェアハウス13』のクローディアがファーゴを訪ねてユーリカの町にやってくるというクロスオーバー返しエピソードを放送した。アメリカのドラマ市場ではある種ファンへのおまけイベント的に製作されることが当たり前となりつつあるクロスオーバー、SFものでは設定の独自性がネックとなり難しいと言われてきた。が、『ユーリカ』も『ウェアハウス13』も現代のアメリカが舞台ということで、この試みは大成功。気をよくしたSyfyチャンネルは、その後『ウェアハウス13』と『アルファズ』のクロスオーバーも実現させた。
その『アルファズ』とのクロスオーバー・エピソードに出演したのが、シーズン2にゲスト出演したDr.ヴァネッサ役のリンゼイ・ワグナー、言わずと知れた『地上最強の美女! バイオニック・ジェミー』である。シーズン2では、このほかにも『スタートレック/ ヴォイジャー』からセブン・オブ・ナイン役のジェリ・ライアンやジェーンウェイ艦長役のケイト・マルグルー、『スタートレック/ ディープ・スペース・ナイン』からオドー役のレネ・オーベルジョらが続々とゲスト出演している。SFファンを意識したゲストのチョイスも人気の秘訣かもしれない。
ノリにノッテいるSyfyチャンネルが誇る作品だけに、今後の展開がますます気になるドラマだ。
Pete Lattimer役
Myka Bering役
Arthur "Artie" Nielsen役
Leena役
Claudia Donovan役
Mrs. Irene Frederic役
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ワン さんが「The New Guy(S3-E1)」についてレビュー
メンバーにスティーヴが加わる。事件の方はシェイクスピアの劇が関わっているというので辞めていたマイカが復活する。コメディ調で楽しい回。
『ウェアハウス13』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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