アグリー・ベティ の作品紹介

見た目もファッションもイマイチなベティが、ファッション誌の編集部を舞台に、困難を乗り越えていくサクセスストーリー。

ベティは冴えない見た目の女の子。憧れのファッション誌「モード」の編集長アシスタントとして働き始める。ところがルックスを重視する同僚たちに馬鹿にされ、時には意地悪も……。ベティが持ち前の明るさと賢さで様々な困難を乗り越えていくサクセスストーリーは多くの人の共感を得た。2006年から放送が開始され、シーズン4まで製作された大ヒットドラマである。

ベティは明るく真面目な女の子。出版業界で働くことを夢みてニューヨークに出てきた。超有名ファッション誌「モード」を発行するミード出版社を受けるも、冴えない外見と微妙なファッションで追い返されてしまう。ところがそのミード出版社から採用通知が届く。その頃、「モード」の次期編集長としてダニエルの就任が決まろうとしていた。ダニエルは、オーナーの息子で、手当たり次第女に手を出す女たらし。アシスタントの人選に困り、ビジュアルに難のあるベティを採用することにしたのだ。

外見を重視する同僚から偏見の目で見られ、社内の抗争に巻き込まれていくベティ。それでもめげずに、明るく困難を乗り越えていく姿に、周囲は次第にベティを認めるようになっていく。

『アグリー・ベティ』はコロンビアで放送された『ベティ～愛と裏切りの秘書室』のリメイクである。『ベティ～愛と裏切りの秘書室』はコロンビアで最高視聴率80%を記録し、世界約20カ国でリメイクされたヒット作だ。アメリカでは2006年から放送が開始され、シーズン4まで製作された。製作総指揮には、アカデミー賞出演女優賞にノミネート経験のあるサルマ・ハエックが参加した。サルマ・ハエックはメキシコ出身で、同じラテン圏から生まれた本作に自ら参加を申し出たと言われている。ベティを演じるのはアメリカ・フェレーラ。子役時代から舞台で活躍し、『旅するジーンズと16歳の夏』では主人公4人のうちの1人を好演した。『アグリー・ベティ』で一躍有名となり、タイム誌の「アメリカでもっとも影響のある100人の女性」にも選ばれた。『アグリー・ベティ』はファッションショーなど最先端のモードを楽しめるところもみどころのひとつである。第1話は『セックスアンドザシティ』のスタイリスト、パトリシア・フィードが衣装を担当し話題となった。また、『チャーリーズ・エンジェル』のルーシー・リューや、ヴィクトリア・ベッカムなど豪華なゲストも多数出演している。外見もファッションもイマイチなベティがめげずに自己実現していく姿が多くの支持を集め、ゴールデン・グローブ賞、エミー賞で作品賞を受賞した。

更新日2012年6月19日