2人の刑事による17年にも渡る捜査を粛々と描く、テレビドラマの新境地を示したといわれるミステリー
2014年度ドラマの最高峰! 映画出演が好調なマシュー・マコノヒーとウディ・ハレルソンが主演を務めるということで放送前から話題をさらった作品。監督は、映画『闇の列車、光の旅』『ジェーン・エア』で注目の日系人監督キャリー・ジョージ・フクナガ。密度の濃い美しい映像でも観る者を魅了する。
テレビドラマは通常1話ごとに監督が変わる。脚本も1人ではなくチームで担当する。しかもほとんどの場合もしかしたら続編のオーダーが入るかも知れないから話も完結させない。そんなドラマ界の常識をことごとく覆して製作されたのが、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』だ。
最初から「8話完結」。どんなに評判が良かろうとも続きはない。
脚本は『THE KILLING ~闇に眠る美少女』のニック・ピゾラットが8話全部を1人で手掛けた。
そして全編をキャリー・ジョージ・フクナガが1人で監督した。そう、まるで映画のように。でも映画と違うのは、全てを2時間とか2時間半に押し込まなくても良いこと。脚本は550ページ、時間にして8時間の超大作が完成したという訳だ。
エミー賞ドラマシリーズ部門において監督賞・キャスティング賞・撮影賞・メインタイトルデザイン賞・メイクアップ賞の5部門で受賞の快挙を成し遂げたのも頷ける。
キャスティング賞を受賞したことでもわかるように、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』の成功は2人の主演男優の力なくしてはあり得ない。
1人はラブコメ路線に別れを告げて以降、中小規模ながら質の高い作品の中でその存在感を見せつけてきたマシュー・マコノヒー。いまやアカデミー俳優だ。
もう1人は映画『ハンガー・ゲーム』シリーズでの怪演が印象深いウディ・ハレルソン。
2人はもともと仲の良い友人同士で、ウディ・ハレルソンの出演はマシュー・マコノヒーの推薦によるものだそう。そんな2人が紡ぎ出す空気感が『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』の世界観を作り出しているのだ。
最終回である第8話が放送されたのは、マシューが『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞を受賞した翌週だった。視聴者数は初回放送時より50%アップの350万人!オンライン配信したHBOのサイトが一時サーバーダウンする事態にまで至ったことが更なる話題となった。
全く違うキャストと脚本でシーズン2の製作も決まった『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』。今後もテレビドラマの新しい境地を開拓していくことだろう。
ラスト・コール役
マーティン・ハート役
マギー・ハート役
Maynard Gilbough役
Thomas Papania役
Lisa Tragnetti役
Ray Velcoro役
Frank Semyon役
Paul Woodrugh役
Ani Bezzerides役
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Kayoko Kotoura さんがコメント
日本ではあまり騒がれていない様ですが、今世紀最高!と思える出来かと。OPも凄いし、音楽も完璧です。2はまったくの別物なので、1のみ最高評価ということで。
『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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