バディの原点ここにあり! LAの街並を駆け抜けるグラン・トリノと軽妙な会話で大人気だったアクション刑事ドラマ。
1975年〜1979年、アメリカABC系列で4シーズン放送された元祖バディもの刑事ドラマ。日本では1977年からTBS系で火曜日夜10時枠で放送された。ジャンクフード好きでラフなスタイルのスタスキーと健康食品好きでインテリジェンスを感じさせるハッチの絶妙な掛け合いが人気を呼び、日本でも「スタハチ」の名で親しまれた。
1975年〜1979年、アメリカABC系列で4シーズン放送された元祖バディもの刑事ドラマ。日本では1977年からTBS系で火曜日夜10時枠で放送された。ジャンクフード好きでラフなスタイルのスタスキーと健康食品好きでインテリジェンスを感じさせるハッチの絶妙な掛け合いが人気を呼び、日本でも「スタハチ」の名で親しまれた。
70年代当時、アメリカドラマはみ〜んな吹き替え版で見ていた。その吹き替えがまさにぴったりはまって大人気となったのが、この『刑事スタスキー&ハッチ』。スタスキー役をポール・マイケル・グレーザー、(声)下条アトム、ハッチ役をデヴィッド・ソウル、(声)高岡健二が演じた。その他の主なキャストは、オヤジさんことドビー主任にバーニー・ハミルトン、情報屋ヒョロ松にアントニオ・ファーガス。
人気の秘密は、基本的には弥次喜多道中のアメリカ版といった感じの掛け合いだ。「行くぜ! スタさん」、「ほい来た、ハッチ」とか「ごめんなんしょ〜」とか、およそアメリカ人が発するとは思えない会話が実に軽妙だった。そもそも黒人の情報屋ハギー・ベアの愛称がヒョロ松というのだって、ハギーのままでも全然構わないのに、「松ってえ?お国はどこですか?」と突っ込みを入れたくなる。翻訳者に「星3つです! 」と言ってあげたい。
そんな軽い会話とは裏腹に毎回迫力のカーチェイスが繰り広げられた。スタスキーが乗っている真っ赤なボディのフォード・グラン・トリノは「赤い稲妻」と呼ばれていて、白いストライプがとても目立っていた。まさにThis is アメ車! こんな派手な車で尾行する刑事って? と昔は誰も思わなかったところが、やっぱりおおらかな時代だったんだなあと遠い目になってしまう。
カーチェイスに続いての銃撃戦も見応えがあった。が、ここでも毎回謎だったのが、いつまでたっても弾切れにならないスタさんのM59自動拳銃。あー、本当にどこまで楽しませてくれるんだ、スタハチ。
当時はスタさん派とハッチ派に分かれてどちらがかっこいいかを力説し合う女子学生が続出、ハッチ役のデヴィッド・ソウルが日本の歌謡祭に招かれたり、TBSがファンの集いを開いたりもしていたというから、その人気の程が窺える。
当時はあまり知られていなかったが、音楽は映画『燃えよドラゴン』やTV『スパイ大作戦』で知られるラロ・シフリンが担当。あのワクワク感は音楽にも支えられていた訳だ。日本での番組主題歌に使われていたデヴィッド・ソウルの「安らぎの季節」も名曲だった。
2004年には、スタスキー役ベン・スティーラー、ハッチ役オーウェン・ウィルソンで映画化もされ、ドラマ版の主役2人がカメオ出演したことが話題となった。
日本版で全シリーズのDVD発売が叶っていないことが残念な作品のひとつである。
Kenneth Hutchinson役
David Starsky役
Huggy Bear Brown役
Harold Dobey役
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『刑事スタスキー&ハッチ』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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