スティーブン・スピルバーグ製作総指揮 ブロードウェイ・ミュージカルの光と影を描くバックステージ・ドラマ
ショウビズ界と演劇界の精鋭クリエイターがスピルバーグのもとに集って作り上げた新世代ドリーム・エンターテイメント。ブロードウェイ・ミュージカル製作の舞台裏とそれを取り巻く人々のヒューマンドラマを臨場感たっぷりに描き出す。ブロードウェイ・スターとハリウッド・スターの夢の共演は見応えたっぷりだ。
マリリン・モンローを題材にした新作ミュージカルの主役をめぐって火花を散らす女優達、ウェイトレスをしながらスターを夢見るカレンと、実力はありながら脇役から抜け出せないアイヴィーの対決が物語の中心となる。カレン役には『アメリカン・アイドル』出身のシンガー、キャサリン・マクフィー。アイヴィー役にはメーガン・ヒルティ。ミュージカル『ウィキッド』や『9時から5時まで』が大絶賛された正真正銘のミュージカル出身女優だ。
この2人の対決があたかも『ガラスの仮面』に歌と踊りをプラスしたような緊迫感のうちに進んで行くのだ。女性が夢中にならないはずがない。
ネオンきらめくブロードウェイ。お洒落なカフェ。豪奢なタウンハウス。ニューヨーク・ショウビズ界を描くなら欠かせないこれらのロケ&スタジオ撮影を、すべて舞台であるニューヨークで行った『SMASH』。制作費削減のためにロケはカナダで、というドラマが多い中、さすがはスピルバーグ御一行様だ。
『SMASH』1番の見どころは、何と言っても本格的なパフォーマンスの数々。ミュージカルファンもうならせる本格的なブロードウェイ・スタイルのパフォーマンスが毎回楽しめるのだ。
スター・クリエイター大集合の作品だけあって、ゲスト出演者の豪華さもため息ものだ。ハリウッド・スター役のユマ・サーマン(映画『パルプ・フィクション』『キル・ビル』)、人気シンガー役にはジョナス・ブラザースからニック・ジョナス。実はロンドン版レ・ミゼラブルでマリウス役を熱演した経験を持つ。そしてライザ・ミネリ。言わずと知れたミュージカル映画『オズの魔法使い』主演のジュディ・ガーランドの娘であり、自身もトニー賞主演女優賞の受賞経験があるミュージカルとは切っても切れない関係の大女優だ。
この他にも毎週のようにブロードウェイ・スターがゲスト出演し、ミュージカル・ファンにはたまらない世界観を見せてくれる。
『Smash』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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