NIKITA／ニキータ の作品紹介

世界一美しい殺し屋ニキータが帰ってきた！ 闇組織VSニキータを描くスパイアクション。

2010年9月、米The CW にて放送開始。2012年秋よりシーズン3放送予定。リュック・ベンソン監督の映画『ニキータ』(1990年)をベースに、ニキータが組織を去って3年、空白の時を経て現れたという設定。 自分を殺し屋に育て上げた組織・ディヴィジョン壊滅に挑んで行くニキータの姿をアクションたっぷりに描く。

あの『ニキータ』の続編？

リュック・ベンソン監督の『ニキータ』(1990年)といえば、ブリジット・フォンダ主演のハリウッドリメイク版『アサシン』(1993年)、ペーダ・ウィルソン主演のカナダ製作ドラマ『ニキータ』(1997年〜2001年)といったリメイク版が製作されている。が、本作はそれらのリメイク版とは趣が異なり、その後の『ニキータ』を描いた続編ともいうべきドラマだ。

最高のはまり役マギー・Q

ニキータを演じているのはマギー・Q、『ニキータ』史上初のアジアン・ビューティ・ヒロインだ。『M:i:Ⅲ　ミッション:インポッシブル3』(2006年)、『ダイ・ハード　4.0』(2007年)といったハードなアクション映画でさまざまな格闘シーンをこなしてきたマギー・Qにとって、殺人マシーン・ニキータはまさにはまり役。スタントを使わないことでも知られるマギーだが、タイトなドレスとハイヒールで見事なアクションシーンをこなしている。日本でCMに出ていたことや親しみやすいオリエンタルな顔立ちで日本でも大人気のマギー・Q、日本人視聴者的にもいままでで一番応援したいニキータ像に仕上がっている。
もう一人の主人公ともいうべきアレックスを演じているのは、リンジー・フォンセカ。映画『キック・アス』(2010年)や数々の人気ドラマシリーズへのゲスト出演で知られている。若いアレックスがリュック・ベンソン版でいうところの若き日のニキータよろしくプロの暗殺者へと成長して行く過程も楽しめる育成ものの側面もある。ニキータにとってもディヴィジョンにとっても今後の鍵を握る重要な役所であるアレックスからも目が離せない。

アクションだけでなく、人間ドラマも

もちろんアクションだけでなく、組織と個人の狭間で悩み葛藤する人間たちのドラマとしても見応えがある。ニキータの過去の秘密、アレックスの過去の秘密、想像もつかないところで繋がっていた人と人、数々の謎がアクションドラマでありながら見続けずにはいられない魅力を作り出しているのだ。
製作総指揮は映画『チャーリーズエンジェル』『ターミネーター4』の監督で知られるマックGと『CSI：』シリーズのダニー・キャノン。マックGといえば、日本のサブカルチャーにも造詣が深い数少ないハリウッド映画人の1人。日本人としてはますます期待が持てるというものだ。

しなやかな黒豹のようなマギー・Q「ニキータ」の姿を一目見れば、「オリエンタルビューティ万歳〜！」と叫ばずにはいられなくなるはずだ。

更新日2012年9月27日