モダン・ファミリー（海外ドラマ：2009年 -） | 海外ドラマJP DRACO（ドラコ）

モダン・ファミリー

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モダン・ファミリーの作品紹介

3組の家族のおもしろすぎる日常を描く、笑いにあふれたファミリー･コメディーの決定版。

2009年から米ABCで放送されているファミリー･コメディー。いかにもアメリカらしい個性的な3組の家族が繰り広げる日常を軽快なテンポで描く。登場人物がインタビュー形式でカメラに向かって語る独特な「モキュメンタリー」手法も話題。エミー賞大量獲得の大人気ドラマで、30分間抱腹絶倒であること間違いなしだ。

多種多様すぎるアメリカの家族構成

アメリカは移民の国、単一民族の国･日本とは違うのよ～、と頭では解かっている。でもやっぱりびっくりしてしまうのが、モダン= 現代的なファミリー= 家族のメンバー構成だ。
まずはダンフィー家。不動産セールスマンで「クール･ダディ」を目指している父親フィルと妻クレア、ティーンエージャーの長女ヘイリーと小学生の次女アレックスおバカキャラの弟ルークの5人家族だ。
続いてジェイ& グロリア家は、会社経営のぽっちゃりおじいちゃんジェイとセクシーでザッツ後妻オーラ満開のグロリアという年の差カップル。グロリアの前夫との間の息子マニーとの3人暮らしだ。
そして弁護士のミッチェルと陽気な専業主夫キャメロン( こちらもぽっちゃり！) のハッピー･ゲイ･カップル。ベトナムからの養女リリーも同居している。
しかもミッチェルとダンフィー家のクレアは姉弟で、その両親はジェイとその前妻なのだ。つまり出演者はみーんな親せきという梨園状態になっている。

エミー賞などの賞レースの常連さん

2012年現在シーズン4が放送中だが、その受賞歴たるや本当に華々しい！
まず、プライムタイムエミー賞では、コメディ･シリーズ部門作品賞になんと3年連続で輝いている。ゲイの主夫キャメロン役のエリック･ストーンストリートが助演男優賞、ダンフィー家の妻クレア役のジュリー･ボーウェンが助演女優賞をそれぞれ2度受賞。また脚本賞2回、監督賞2回、ダンフィー家のお父さんフィル役のタイ･バーレルも助演男優賞を獲得ということで、ファミリー全体で12冠という驚くべき快挙なのだ。
しかも、2011年のエミー賞には3ファミリーの全カップルがノミネートされていたというのだから、いやはやもう家族行事的な感じさえしてくる。さらに2012年のゴールデン･グローブ賞ではミュージカル･コメディ部門最優秀作品賞を受賞。18歳～49歳対象の視聴率調査ランキングにおいても2年連続で第1位に選ばれるなど、そのモンスターぶりはとどまるところを知らない。

「モキュメンタリー」っていったい何？

「モックMock= マネをする」と「ドキュメンタリー」とを合わせた混成語。別名「フェイク･ドキュメンタリー」とも呼ばれ、架空の事実や設定をまるでドキュメンタリーであるかのように表現する演出や撮影技法のことだ。本作ではこの「モキュメンタリー」の手法を取り入れることで、今までのコメディにはない臨場感や笑いのツボが溢れている。家族メンバーの一人一人がカメラに向かって本音を語るシーンこそ、本作最大の見せどころ･笑いどころなのだ。

ドラマ外でも話題がたくさん

人気作だけあって、話題には事欠かない。2012年夏の最大の話題は、メインキャストたちがギャラアップの要求のために全員で台本読みをボイコットしたこと。さすがはファミリー、素晴らしい結束力を見せ、見事要求は受け入れられたそうだ。また、ゲイの弁護士ミッチェル役を演じているジェシー･タイラー･ファーガソンはドラマ同様同性の恋人との婚約を発表。
もう一方のゲイの主夫キャメロン役のエリック･ストーンストリートは、シャリーズ･セロンとの交際が噂されている。また、ドラマの中ではおバカな天然キャラ･ルークを演じている子役ノーラン･グールドが実はIQ150の天才だというのもおもしろい。13才でありながらすでに高校を卒業しているというから驚きだ。将来はハリウッドきっての秀才クリエイターかなにかになるかもしれない……。

とにかく全米中で愛されているファミリーコメディ『モダンファミリー』、日本人にも通じる家族ならではの笑いにあふれた作品だ。

更新日2012年12月25日