家族揃って楽しめる!心優しき天才ヒーロー、マクガイバーが世界中の悪と闘う痛快アドベンチャー
1985年から1992年まで7シーズン139話が放送されたヒーロー活劇。今までのヒーローとは違ってマクガイバーは平和主義、唯一身に付けている武器はスイス・アーミー・ナイフだけ。銃は使わず、頭の回転とひらめき、科学の知識で悪者をやっつける。
主に深夜枠での放送だったにもかかわらず、日本でも「マクガイバー・ナイフ」を購入する人が続出した。
マクガイバーの何がスゴイって、身近な日用品で起死回生の仕掛けを作ることだ。例えば、ペーパークリップで核ミサイルの発射を防いだり、風邪薬のカプセルで爆弾を爆発させたり・・・・・・しかも仕掛けに不可欠な灰色のガムテープはいつも持っているという用意周到さ。言ってみれば、超イケメンでスポーツ万能な米村でんじろう先生という感じ。
放送当時は、常に冷静に考え身近な品々で工夫するマクガイバーの手法が評判になり「マクガイバリズム」という言葉まで生まれたのだ。アーミーナイフは「マクガイバー・ナイフ」、ガムテープは「マクガイバー・テープ」と呼ばれ、いまよりもリケジョが多かったかも知れないなあ。
主人公マクガイバー役はリチャード・ディーン・アンダーソン。彼自身が非暴力主義でスポーツ万能、とマクガイバーに重なる部分がとても多い。事実、危険なシーンもほとんど代役スタントマンを立てずに演じたと言われる、マクガイバーを演る為に生まれてきたような男なのだ。『冒険野郎マクガイバー』以降は『スターゲイトSG-1』というSFドラマでシーズン8まで主役を務めた。
脇を固める方々もそれぞれすばらしいが、特に注目したいのは、マクガイバーを兄のように慕うペニー。後に映画『007トゥモロー・ネバー・ダイ』TV『デスパレートな妻たち』で大ブレイクするテリー・ハッチャー22才当時の初々しい演技が楽しめる。
マクガイバーは女子にめっぽう優しい。だけど決してイチャイチャはしない。だから家族で見ていても気まずくなることはないし、ピンチの時も工夫次第で巻き返せるぜ的な教育要素も盛りだくさん。いまも繰り返し再放送され続けている理由はまさにそこにあるのだ。
何しろマクガイバーは、2008年になってなお「最もタフなTVアクションヒーロー」として見事1位選出されているのだ。しかもあの不死身男ジャック・バウアーを押さえての快挙だ。
アクションものだけど暴力もエロもなくスカッと爽快な見後感がある、今のドラマが忘れてしまったものがいっぱい詰まった『冒険野郎マクガイバー』、海外ドラマファンなら一度は見ておくべき珠玉の傑作だ。
『冒険野郎マクガイバー』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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