ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る の作品紹介

嘘を見抜く専門家カル・ライトマン博士が真実を暴いて事件を解決に導く新ジャンル・サスペンス

実在の精神行動分析学者であるポール・エクマン博士をモデルとして製作されたのが『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』。博士が番組の監修に参加することで、科学的に裏付けされた迫力の構成になっている。今までにない視点から事件解決に導く手法が人気を呼び、2010年放送のシーズン1では1000万人を超える視聴者数を獲得した。

分析するのはこの人

連邦政府や警察に協力するライトマン・グループの設立者であり有名な心理学者であるカル・ライトマンを演じるのはティム・ロス。『ロブ・ロイ/ロマンに生きた男』で英国アカデミー賞助演男優賞受賞経験があり、『海の上のピアニスト』主演の実力派俳優だ。人を観察・分析して真実を暴き出す冷静かつ陰険なライトマン博士を熱演している。
ライトマンの仕事上のパートナー役ジリアン・フォスター役にはケリー・ウィリアムズ。ライトマンとは国防総務省時代からの同僚であり、ライトマン・グループの共同責任者でもあるフォスターは、知的美人のケリーにとってまさにはまり役。一気に知名度を上げることとなった。

プロデューサーは超大物

『ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る』のプロデューサーは、ブライアン・グレーザー。2003年ハリウッドにおいて最も力のある人物13人のうちの一人に選ばれた経歴を持つ超有名プロデューサー。プロデュース作品にはTV『24 -TWENTY FOUR-』、最近の映画では『天使と悪魔』『J・エドガー』などがある。
なるほど、心理戦を描いた作品はお手の物という訳だ

嘘は世界共通ということは……

ライトマンが読み取る「微表情」は大きく分けて7つある。それは、嫌悪・怒り・恐怖・喜び・軽蔑・悲しみ・驚き。時間にしてわずか0.2秒というこの一瞬の表情を見分けることが出来るライトマンは、まさにプロフェッショナル。ブラボー！！
この表情は普遍的なもので、社長だろうがフリーターだろうが女優だろうが大統領だろうが変わらないのだという。ライトマンの解説を聞きながら、思わず鏡で自分の表情を確認してしまう視聴者がたくさんいるというのも頷ける。
嘘の微表情を作らなければいけない俳優さん達も大変だなあと思いつつ、考えてみれば演じるということ自体ある種の嘘な訳だから、微表情じゃない演技の時も微表情が現れてるんじゃないかとか、もう考えすぎて訳の分からない嘘つきスパイラルにいつのまにか陥ってしまうのだ。

更新日2014年12月9日