エミー賞4年連続受賞! パパがママと出会うまでの悪戦苦闘を描いた大人気ラブコメディ
2005年より米CBSにて放送開始。2012年9月からはシーズン8を放送予定。
2030年、主人公である父親テッドが、タイトル通り子ども達に母親とのなれそめを話していくという30分もののラブ・コメディ。物語は遡ること2005年、親友マーシャルが恋人リリーにプロポーズしたのに触発されたテッド。彼はどうやって運命の人=ママに巡り会うのか?
主人公テッドが、それほど興味がなさそうな2人の子どもに「子どもたちよ、パパがどうやってママと出会ったかを聞かせてあげよう」といって無理矢理思い出話を語るというところから物語は始まる。これだけ聞くと、「なんでそれだけの話がシーズン8まで続くわけ? 2時間ドラマで充分でしょ!」と思ってしまうのだが、そう簡単な話ではないのだ。「結婚するぞ!」と張り切って出会った女性との顛末を語り続けてまだまだ終わらないその秘密は、第1話を最後まで見れば判るはず。ながーいながーい話にもかかわらず、しゃれたセリフ回しやほろりとさせるシチュエーションで決して飽きさせないのだ。
主人公テッドを演じているのはジョシュ・ラドナー、『ER緊急救命室』や『ロー&オーダー』などへの出演経験がある。テッドに結婚を意識させることになった親友でルームメイトのマーシャル役はジェイソン・シーゲル、映画『寝取られ男のラブ♂バカンス』の主演・脚本やテレビ『フリークス学園』で知られる。その恋人リリーはテレビ『バフィー〜恋する十字架〜』で受賞歴もあるアリソン・ハニガンが演じている。そしてもう一人の自称テッドの親友バーニーを演じるのは、『天才少年ドギー・ハウザー』主演の天才子役だったニール・パトリック・ハリス。あの天才少年がこんな女ったらしのスーツに異常にこだわる男になるなんて……と全米中の人が思ったかどうかは知らないが、このバーニー役で再ブレイク。本作ではエミー賞をはじめ数々の助演男優賞にノミネートされ、エミー賞・トニー賞で司会の大役まで務めた。おまけにシーズン2放送中の2006年にはゲイであることをカミングアウト。にもかかわらずゲイであることを全く感じさせない女子の品定めぶりややんちゃな男っぷりは、天才子役の面目躍如というべきだろうか。そして『天才少年ドギー・ハウザー』と同じくNHK教育テレビで放送されて日本でも大人気だった『フルハウス』のダニー役ボブ・サゲットがナレーションを務めている。『フルハウス』で家庭的なパパを演じて全米に知られているから、という理由で配役が決まったそうだが、シットコム・ファンなら感涙ものの絶妙な配役といえる。
バーニー役のキャラクターがあまりにも突出して面白いので、アメリカでも当然人気No.1に。その上、製作陣のこの人気へのあやかり方が超巧いときている。例えば第1話の中でバーニーは「このことをブログに書いてやる!」というのだが、実は本当にバーニーのブログがあるのだ。ニール・パトリック・ハリスのブログではなく、バーニーのブログだ。これが番組と連動してバーニー観満載の内容になっていて、かなり面白い。しかもこれに気を良くしたのか、バーニー様は本やらCDブックまで出版なさっている(笑)。しかも本の推薦文はバーニーと曰くのある女性の方々が寄稿しているという小技つき。いやいや、ここまで来ると、テッドがいつママに出会うのかよりも、バーニーが誰と最終的にゴールを迎えるのか、あるいは迎えないのかが気になってしまう感もある。
シーズン8で終了との噂もある本作、結末を観るまでは毎回やきもきしてしまいそうだ。
Ted Mosby役
Marshall Eriksen役
Robin Scherbatsky役
Barney Stinson役
Lily Aldrin役
Future Ted Mosby役
Tracy McConnell役
Penny Mosby役
Luke Mosby役
James Stinson役
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『ママと恋に落ちるまで』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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