すべては謎のウィルス感染から始まる サイエンス・スリラーの一言では収まらない多角的なミステリー
スティーブン・マエダ(『LOST』『X‐ファイル』)、ブラッド・ターナー(『BONES -骨は語る⁻』『24 -TWENATY FOUR-』)、ロナルド・D・ムーア(『GALACTICA/ギャラクティカ』)など名だたるスタッフが集結。メディアでも「2014年必見番組のひとつ」(Shockya.com)との評価を得た、ケーブルチャンネル「Syfy」放送作品だ。タイトルの「HELIX」は『螺旋』の意。
日本人的な見どころの一つは、間違いなくDr.ハタケ役の真田広之。アメリカ・ドラマ・ファンとしては、『LOST』や『リベンジ』での活躍ぶりも嬉しいものだった。が、今回はさらに重要な鍵を握る役どころ、クレジットでは2番目に登場ということで誇らしさMAXだ。
しかも日本語吹き替え版では真田広之自身が真田広之の吹き替えをするという珍しい状況に。これは普段原語でしか見たくないという人にとっても、ちょっとそそられる状況なのでは? この際見比べてみるのも面白いかも知れない。
『HELIX ‐黒い遺伝子‐』の舞台は、北極の研究施設という外部から遮断された閉鎖的な空間。ここで起きた謎のウィルス感染を調査するチームの危機と巨大な陰謀を描いている。
新型インフルエンザとか最近ではエボラ出血熱とか、実社会でも感染はいつもそばにある恐怖の一つだ。そんな身近な問題だからこそ感染系スリラーにはファンタジー系スリラーとは違う怖さがあり、『HELIX ‐黒い遺伝子‐』も観る者を惹き付けて離さないのだ。
北極の研究施設に派遣された疾病対策予防センター(CDC)科学者チームのリーダーがアラン・ファラガット。『Once and Again』『リンカーンを殺した男』の主演や『4400 未知からの生還者』で知られるビリー・キャンベルが演じている。
ウィルスに感染したアランの弟ピーターにニール・ネイピア(『300<スリーハンドレッド>』)。
アランの助手サラ・ジョーダン役には、ホラー映画での活躍を買われてジョーダン・ヘイズが大抜擢されている。ジョーダンは短編映画の監督や脚本も手掛けるという才媛だ。
研究員たちをパニックに陥れる恐ろしいウィルス。だが、それにも増して恐ろしいのは、この施設に隠された秘密と人類全体にまつわる巨大な陰謀だ。ストーリーが進むにつれて明らかになっていく真実と共に、恐ろしさも倍増していくという恐怖が恐怖を呼ぶストーリー展開。そこがメディアをして「必見」と言わしめた要因なのだ。一度見始めたら最後を確かめずにはいられない恐いもの見たさの衝動を、あなたも押さえることは出来ないはずだ。
Alan Farragut役
Hiroshi Hatake役
Julia Walker役
Sergio Balleseros役
Dr. Sarah Jordan役
Dr. Peter Farragut役
Brother Michael役
Dr. Kyle Sommer役
Leila Weisner役
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『HELIX ‐黒い遺伝子‐』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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