FRINGE／フリンジ の作品紹介

超常現象の専門捜査チームを描くSFドラマ。

『LOST』で知られる超売れっ子クリエーター、J･J･エイブラムスが企画･製作総指揮をつとめるSFミステリー。『トランスフォーマー』『スター･トレック』のアレックス･カーツマン、ロベルト･オーチーといったカリスマ・クリエーターたちとともに、盤石の布石で世に送り出す。100話以上にわたる壮大なドラマは必見だ。

超一流スタッフ大集結

第1話の監督は、2度のエミー賞受賞歴を持つアレックス･グレイヴス。さらに、アカデミー脚色賞に輝くアキヴァー･ゴールズマン、『ER 緊急救命室』のクリストファー･ミシャーノらも監督として参加している。
音楽担当も、アカデミー賞受賞経験を持つマイケル･ジアッキノだ。ちなみにオープニング曲はエイブラムス自身の作曲によるもの。どこまで多彩なんだ！ エイブラムス。

製作費も超一流

エイブラムスは多彩なだけではなく、相当に太っ腹だ。というのも、パイロット版である第1話に、なんと1000万ドルを投入したからだ。日本円にして約10億円！ リーマン･ショック直前とはいえ、いやあ、さすがはハリウッド。日本とは桁が違いすぎる。

テーマは超常現象

「フリンジ」とは、科学的に解明できない不可解な現象のこと。エイブラムスの十八番であるSF的要素をたっぷり詰め込んで、物語はどんどんと壮大な方向へ向かっていく。「ありえな～い」の一言では片づけられない巧妙な設定とトリック、人間ドラマの数々が独特の世界観へと観る者を引きずり込むのだ。

視聴者を鷲掴み

シリーズを通して、エイブラムスならではの仕掛けがちりばめられているのが『フリンジ』の見どころの一つ。謎解きの好奇心を掻き立てる意味深なシンボルや、アニメーションを含む実験的なエピソード、そしてシーズン終わりのクリフハンガー。一度見始めたら、もう止められないことは必至だ。

更新日2013年3月18日

FRINGE／フリンジ の作品情報

あらすじ

航空機の乗客が全員怪死するという謎の事件が起きた。FBI捜査官のオリビア・ダナムは組織間の連絡係として捜査にあたる。捜査の過程で、相棒のジョン・スコット捜査官が瀕死の重傷を負う。しかも、スコットは航空機の乗客と同じ症状を発症していた。
オリビアは事件解決のため、17年間、施設に収容されていたウォルター・ビショップ博士を訪ねる。
この事件は氷山の一角でしかなかった。それらの一連の怪事件は「パターン」と呼ばれていた。

用語

フリンジサイエンス

非主流科学の事。サイコキネシス、テレパシー、ナノテクノロジーなど。

パターン

怪現象の総称。

マッシブ・ダイナミック社

世界で10本の指に入る巨大企業。ウォルターの元同僚が代表を務める。パターンに何らかの形で関わっている。