弁護士イーライのふしぎな日常 の作品紹介

脳動脈瘤によって「お告げ」を見るようになった弁護士イーライの毎日を描くヒューマン・リーガル・ドラマ

正義のためなら弱者犠牲は当たり前という敏腕弁護士イーライは、脳動脈瘤をきっかけに妙なビジョン=お告げを見るようになった。お告げはイーライを正義の道へと導いて行く……。弁護士ものでありながら人生を考えさせるドラマでもあり、コメディ要素のゆるさと突然のミュージカル仕立てもあるという新しいジャンルのドラマだ。

イーライはこの人

主演はジョニー・リー・ミラー。『トレインスポッティング』『イーオン・フラックス』など映画畑で活躍してきた英国人俳優だ。ちなみに実のおじいちゃんは『007シリーズ』M役で超有名なバーナード・リー。なかなかのサラブレッドじゃあないですか。それなのにどうも元ワイフがアンジェリーナ・ジョリーだったことが最大の肩書きになりがちなのがお気の毒。
本作『弁護士イーライのふしぎな日常』あたりからテレビにも本格的に進出して、最近ではアメリカ版シャーロック・ホームズの『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』でホームズ役を好演している。

周りも実力派揃い

イーライの婚約者の父であり、事務所のシニアパートナーでもあるジョーダン役にヴィクター・ガーバー。テレビでは『エイリアス』のお父さん役で知られているが、実はトニー賞に4度もノミネートされている舞台出身俳優なのだ。この舞台出身というのが実は重要ポイント。というものイーライのお告げはたいていミュージカル仕立て。そう、コミカルに歌い踊るガーバーが大活躍、舞台俳優の面目躍如という訳だ。
イーライの秘書パティ役はロレッタ・デヴァイン。こちらも『グレイズ・アナトミー』外科部長の妻アデル役で見せる顔とは全く違う圧巻の歌とダンスを披露している。それもそのはずロレッタはあの超有名ミュージカル『ドリームガールズ』で活躍したキャリアの持ち主なのだ。
その他婚約者テイラー役にナターシャ・ヘンストリッジ、テイラーの新恋人弁護士マット役にサム・ジェーガーといった面々が出演している。

なぜかあのお方が登場

『弁護士イーライのふしぎな日常』で意外なキーマンとなっているのが、ジョージ・マイケル。そう、一世を風靡した大人気デュオ、ワム！のあの人だ。というのも、イーライの上司であるジョーダンが大ファンだから。でもってご本人がイーライのお告げの中に登場して歌ったり、依頼人として登場したりとかなりのご活躍。
ジョージ・マイケルに限らず、イーライのお告げシーンはとにかく必見の面白さ。おもわずイーライを応援したくなること請け合いだ。

更新日2014年12月3日

弁護士イーライのふしぎな日常 の作品情報

あらすじ

イーライ・ストーンは、サンフランシスコの大手弁護士事務所で働くエリート。裕福なクライアントのために戦う。決して弱者救済という理想には燃えない。スタンフォードのロースクール卒業、高収入、高級車、美しい婚約者までいる、誰もがうらやむ男だった。あの日までは…。
ある日突然、おかしな幻覚に悩まされる。誰にも聞こえない音楽や、誰にも見えないビジョン。原因は脳の動脈瘤。
しかし、彼のビジョンは未来を予見しているモノばかり。そのビジョンは彼を正義の弁護士に仕立て上げようとしていた。