50年の時を超え現代に解き放たれた凶悪犯たち。隠されたアルカトラズの謎を描くサスペンスドラマ。
2012年1月からFOXにて放送開始したサスペンスドラマ『ALCATRAZ/アルカトラズ』。『LOST』の仕掛け人として知られるJ・J・エイブラムスが送る超大作! 初回放送では視聴者数1000万人を超えたと言われている。1963年サンフランシスコ湾に浮かぶ孤島のアルカトラズ刑務所から、受刑者と看守の総勢302人が全員姿を消した。政府によってひた隠しにされてきたこの事実から50年、消えたはずの犯罪者たちが50年前と変わらぬ姿のまま甦ってきた……。彼らは今までどこにいたのか? なぜ戻ってきたのか? 影の黒幕はいったい誰なのか? 壮大な謎解きと凶悪犯たちとの戦いが始まる。
J・J・エイブラムスの新作、それもアルカトラズという「孤島」がキーポイントの壮大ミステリーとなれば『LOST』ファンの期待は否が応でも高まるというもの。演出のジャック・ベンダー、音楽のマイケル・ジアッキノら『LOST』組が再集結しているのもうれしい。しかも『LOST』のハーリー役ホルヘ・ガルシア、『ジュラシック・パーク』のサム・ニール、『ジャッキー・ブラウン』のロバート・フォスターといった豪華実力派俳優のラインアップは、『LOST』ファンならずとも興味をそそられるものだ。主役のレベッカに大抜擢されたのは新進女優サラ・ジョーンズ。アルカトラズ研究の第一人者であるソト博士役のホルヘと協力しつつ謎解きに挑戦していくわけだが、ホルヘとのバディっぷりがどんなものになるのかにも期待したい。日本での放送開始キャンペーンで来日したホルヘによると、サラがヒーローでホルヘはいつも助けてもらうお姫様なんだとか…ビジュアル的な大きさを完全無視したコンビの力関係はなかなか面白そうだ。
今回この『ALCATRAZ/アルカトラズ』が『LOST』と大きく違う点は、シリーズを通して壮大な謎解きをする一方、1話完結の事件で毎回犯人を突き止めるというスポット的な楽しみ方もできるというところだ。シリーズをなかなか全部見る余裕のない人や前回のエピソードを見逃した人にも十分楽しめる構成というわけだ。J・Jは『フリンジ』以降この手法を好んでいるようだ。映画もテレビも製作経験豊富なJ・Jならではのテレビドラマ向け手法なのかもしれない。
もともと何人ものクリエイターによって作品化されてきた「アルカトラズ」、J・Jの手にかかるとどのように描かれるのか。また、50年前に忽然と消え去った囚人たちが甦るという謎を解くためのヒントが、どんなふうにちりばめられているのか。「LOST」ファンであればピンとくるようなヒントも隠されているというから、トリビア的な視点で見ていくのもいいかもしれない。
脱出不可能な刑務所として知られていた「アルカトラズ」、一度見てしまえばあなたも囚われの身となること間違いなしだ。
Ray Archer役
Dr. Milton Beauregard役
Tommy Madsen役
Nikki役
レベッカ・マドセン役
ドクター・ディエゴ・ソト役
エマーソン・ハウザー役
ルーシー・バナジー役
レイ・アーチャー役
エドウィン・ジェームズ役
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『ALCATRAZ/アルカトラズ』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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