アガサ・クリスティの原作に最も近い「ポワロ」と言われるデヴィッド・スーシェ主演の長寿推理ドラマの決定版
史上最高のベストセラー作家としてギネス認定されたアガサ・クリスティ原作として知られる『名探偵ポワロ』。本国イギリスでは1989年から2013年まで24年に渡り70話が放送された。日本ではポワロ役デヴィッド・スーシェとともに吹き替えの声優・熊倉一雄も人気となった。ポワロの鮮やかな謎解きがいつ見ても小気味好い推理ドラマ。
「名探偵ポワロ」に扮した俳優は両手に余ると言われている。その中でもポワロの性格まで忠実に表現したと評されるのは、デヴィッド・スーシェ以外にはいない。クリスティが原作で描写しているポワロの立ち姿「感嘆符を逆さまにしたような」という立ち姿はまさにスーシェそのものだ。
実はスーシェが「ポワロもの」に出演したのは、本作『名探偵ポワロ』が初めてではないことをご存じだろうか?それもポワロの役以外で。その作品とは1985年製作のTV映画『名探偵ポワロ/エッジウェア卿殺人事件』だ。ポワロ役はピーター・ユスティノフ、スーシェはジャップ警部役での出演だった。当時、数年後にはスーシェ=ポワロが定着するとは本人も想像だにしていなかったことだろう。
最終回のタイトルは「カーテン ~ポワロ最後の事件~」。クリスティの原作でもポワロ最後の事件として描かれたエピソードだ。クリスティの処女作でありポワロが初登場した「スタイルズ荘の怪事件」と同じスタイルズ荘が舞台となっており、四半世紀の軌跡を思い返さずにはいられない。
また、最終話ではなんとポワロが付け髭だったことが明らかに。ストーリーの最後まで視聴者を騙し続けたポワロの面目躍如、誰もが驚愕するだろう。
この付け髭、現在はイギリスのスーシェ宅で額縁に入れて飾られている。もう一つのポワロ・アイコンである杖と同様、いつの日かベルギーのポワロ博物館で公開される日を世界中の『名探偵ポワロ』ファンが待ち望んでいることは間違いない。
本作の最終話をもって、小説「名探偵ポワロ」シリーズのほとんど全ての原作を映像化するという快挙が達成された。
実はその後2014年には英国人女流作家ソフィー・ハンナ氏による「名探偵ポワロ」の新作長編小説が出版され、ポワロは紙上復活を果たしている。小説同様スーシェの『名探偵ポワロ』も戻ってきて欲しいと誰もが淡い希望を抱いてしまうのだが、スーシェ自身はこれを否定している。やはりDVDや再放送で楽しむしかないようだ。
Arthur Hastings役
James Harold Japp役
Miss Lemon役
Hercule Poirot役
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masu さんが「三幕の殺人(S12-E1)」についてレビュー
2017年01月07日 ネタバレ
間違えればポワロさんまで死んでいたかもしれないのに…… 涙目になりながら「あなたがやったんだ!あなたは私を欺いたんだ!」と強く言う姿は見ていてちょっと辛かった……友人だった男が起こした罪はまた1つポワロさんに孤独と痛みをを残した……
『名探偵ポワロ』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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