20年の時を経て甦る、人類滅亡を阻止するべく過去と未来を行き来するSFサスペンス
今なおカルト的な人気を誇る1995年の衝撃作、映画『12モンキーズ』。タイムマシンで歴史を遡ることで危機を脱しようという設定はそのままに、ついにテレビドラマ化が実現した。『HEROES/ヒーローズ』と『NIKITA/ニキータ』の製作陣がタッグを組み、スピード感のあるタイムトラベル活劇に仕上がっている。
『12モンキーズ』は伝説の映画だ。全編にちりばめられた謎の余韻、観る者に解釈を求める伏線やメッセージ、まるでテリー・ギリアム監督から観客へ宛てた挑戦状のようだとまで言われている。
ブラッド・ピットが初めてアカデミー賞にノミネートされたことも伝説の一翼を担っている。
だからこそ、「テレビドラマ化ってどうなの?」という意見が大半だったのだ。
ところがところが、この不安は大きく裏切られる形となった。展開の速さ、書き込まれた脚本、映画とは違うテイストを纏いつつどれもが進化系となって登場したのだ。
回を重ねるごとに視聴者を獲得し、録画視聴でも好記録を叩き出している。映画をも凌ぐ作品作りに精進してきたテレビドラマ界は侮れない!
タイムトラベルをする主人公コールは『NIKITA/ニキータ』バーコフ役でブレイクしたアーロン・スタンフォード。過去の世界(といっても我々から見ると現在だけど)でコールに協力するライリー博士役にアマンダ・シュル。『SUITS/スーツ』『J・エドガー』で知られる。ブラッド・ピットが演じて強烈な印象を残した役は、なんと女性に変わっている。『コズモポリス』のエミリー・ハンプシャーが、ブラピに負けじとこれまた凄まじいまでの存在感を見せている。
新時代の『12モンキーズ』にふさわしく、それぞれが映画版に縛られることなくのびのびと演じているところがいいなあ。
シーズン1放映中、早々にシーズン2の製作が決まった『12モンキーズ』。実は不安要素がないわけではない。と言うのも、ショーランナーを務めていたナタリー・チャイデスが降板してしまったのだ。後任にはパイロット版の脚本担当テリー・マタラスとトラヴィス・フィケットが決まっている。ショーランナーが変わっても失速することなくシーズン2を駆け抜けて欲しいものだ。
注目は、複雑に絡み合うタイムパラドクスにきちんと終止符を打てるのかどうか。お願いだからクリフハンガーのまま打ち切りなんて事態にはならないようにしていただきたい。
James Cole役
Dr. Cassandra Railly役
Aaron Marker役
Ramses役
Jennifer Goines役
Katrina Jones役
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『12モンキーズ』をみた後は、視聴履歴を付けてみよう。
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